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保育園の園舎建築の設計専門家・ちびっこ計画の日々

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お知らせ:子ども教育支援建築会議 会員委嘱

 平成25年5月15日付けで、日本建築学会より、子ども教育支援建築会議会員を委嘱されましたので、ご報告いたします。
(大塚謙太郎)
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保育園、保育所の設計専門
ちびっこ計画 / 大塚謙太郎一級建築士事務所
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by chibicco-plan | 2013-05-28 19:15 | ●お知らせ

お知らせ:出発通信に掲載されました

 昨年お世話になった、特定非営利活動法人出発の仲間の会の『みらくるちっぷ』様の記事が、『出発通信』148号に掲載されましたので、ご紹介いたします。
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(大塚謙太郎)
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保育園、保育所の設計専門
ちびっこ計画 / 大塚謙太郎一級建築士事務所
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by chibicco-plan | 2013-05-28 02:21 | ●お知らせ

お知らせ:入倉都 保育所の3階ライヴ

川西の保育園で、シンガーソングライター入倉都のライヴがあります。
私も家族で聴きに行きます。皆さまも是非どうぞ。
詳しくは、下記ホームページで。
http://hasegawamiyako.com

「保育祭り」
大好きな保育園でのライヴが決まりました!
久しぶりですごく楽しみです!
この日はバザー、フリーマーケット、おいしい食べ物のお店など、楽しいお祭りで、わたしも家族で参加します。
お祭りは10時から、ライヴは保育所の3Fで11時ごろから演奏します。おこさま連れでも、おとなだけでも!
ぜひ遊びにいらして下さい!

日程:5月26日(日)
場所:川西共同保育園3F
時間:11:00~スタート
出演:入倉 都 (サポート:perc.入倉リョウ)
料金:小学生以上 500円 (おやつと飲み物付き)、小学生未満無料

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保育園、保育所の設計専門
ちびっこ計画 / 大塚謙太郎一級建築士事務所
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by chibicco-plan | 2013-05-18 15:07 | ●お知らせ

日々の雑感:保育園は迷惑か

 ある児童公園の隣に住む高齢者が、公園で遊ぶこどもたちの声が喧しいと、市役所に再三にわたって訴えたところ、役所は「声を出して遊ばないように」との立札を建てた。やがてその場所では誰も遊ばなくなった。公園で黙って遊べというのは、かなり無理な注文である。喋らずに電話しろと言うのに近い。
 ある保育学の大家が、その高齢者にインタビューしたところ、「昔はこどもの声は気にならなかった。」そうで、その理由は、「誰が遊んでいるかが声でわかったから」だという。ここに大きなヒントがある。
 声の主が誰であるのかがわかれば、こどもの声は騒音ではなくなるのだ。大きな声ではあるのかもしれないが、声の主を想像して孫を思いやるような気持ちになれるのだという。先日開催された、こども環境学会東京大会のシンポジウムで耳にした話である。

 こういった苦情の話は、保育園を設計すれば必ずついてまわるので、私たちはそれを予測して設計する。臭いが気になりそうな場合は、調理室の排気の位置はできるだけ園庭側や屋上へ持っていき、それができない場合は消臭装置を取り付ける。音が気になりそうな部分には、防音サッシを取り付ける。近隣のプライバシーが気にりそうな場合は、目線を外して窓をあける。路上駐車対策で、時には保育面積を犠牲にして駐車場や駐輪場を確保することもある。
 先日竣工した保育園では、建物の配置をロの字型にして中央に中庭型の園庭を配し、あらゆるものを中庭に向けた。園舎が園庭を囲んでいるので、臭気や声、砂埃等も敷地外へは漏れにくい構造である。そして屋外遊戯場をギリギリまで切り詰めて、駐車場を確保した。ここまでやっても不十分だと言われるのが、こどもたちが置かれている現状なのである。とても悲しい事実だが、多くの場所においてこどもたちは歓迎されていない。
 前述の高齢者が、常軌を逸しているのは明らかなのだが、それを言っても解決にはならない。
 私たち設計者ができるのはハードだけである。そして不十分なハードを補うのはやはりソフトである。餅つきに近隣住民を招待したり、週末に近隣の高齢者を招いて給食会を開いたり、園で作った焼き芋を配ったりと、多くの保育園が、それぞれのやり方で丁寧な近隣への気配りを行っておられる。

 保育園と近隣との濃密なコミュニケーションが、やはり一番の近道ということか。

(大塚謙太郎)
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by chibicco-plan | 2013-05-14 01:11 | ●日々の雑感

お知らせ:プレイフルサンドアートin須磨 開催

こども環境研究会関西が主催する「プレイフルサンドアートin須磨2013」が、神戸市の須磨海岸で開催されます。砂でお城や動物などを作る、こどもたちのための楽しいワークショップです。是非ご参加ください。
(大塚謙太郎)
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by chibicco-plan | 2013-05-10 21:06 | ●お知らせ

日々の雑感:箱木千年家

 あまりにも古いので、本当に1000年経っているかどうかはわからないらしい。応永年間にはすでに存在したらしく、築600年は下らないというところか。現存する日本最古の住宅である。30年で住宅を建てかえてしまう現代の感覚からすれば、1000年も600年も、ものすごく古いということに変わりはない。
 茅葺屋根のこじんまりした建物で、高さ1.6mほどしかない軒をくぐって中に入ってみれば、柱には煤が厚く付着しており、ぬめぬめとした黒光りを放っている。大黒柱はなく、同じ寸法の柱が整然と並んでいる。大黒柱という風習が定着する以前の建築なのである。未だ縦引きの鋸(のこぎり)が無かった時代の建築であるから、床板は鐇(ちょうな)斫りの板である。当時の一般的な住居は、土間の上に蓆を敷いて生活する土座であったはずだから、一見粗末に見えるこの住宅も当時は高級住宅だったに違いない。
 土間があり、おくどさんがあり、縁側があり、障子があり、光があり、そしてやさしい闇がある。口で言うほど簡単にはいかないことは理解しているつもりだが、こんなつくりの保育園ができれば、こどもたちはより豊かな生活が送れるだろうと思う。保育園は施設ではなく、一日の大半を過ごす住まいであるのだから。日本では戦後長らく、幼稚園と同じような豆腐型の建物に調理室をくっつけたものが保育園とされてきた。そして、時間とともにそれが当たり前となってしまった。時代と制度が許さなかったとはいえ、生活の場であるはずの保育園がそれで正しいはずがない。

 帰り際に買い求めた絵葉書には「題字 49代 箱木勇」とある。この建築は、長きにわたって脈々と受け継がれてきた、箱木家の歴史そのもののようでもある。
 この住宅の所在地は神戸市北区山田町の衝原ダム湖のほとりで、正式名称は『重要文化財箱木家住宅』というらしいが、『千年家』といったほうが通りがよい。自動車で三宮方面から新神戸トンネルを抜ければあっという間に到着することができる。やさしい闇を感じていただきたい。

(大塚謙太郎)
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by chibicco-plan | 2013-05-07 22:58 | ●日々の雑感