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保育園の園舎建築の設計専門家・ちびっこ計画の日々

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2012年度のしごと

 昨年度に設計させていただいた仕事が出そろいましたので、ご紹介します。振り返ってみると、それぞれの保育園は、事業主様の保育に対する強い想いが形になって表れており、それが園舎の特徴となって活きています。

 『ニコニコ桜夙水園』さまは、住宅を改修した分園で、子どもたちに「和」を伝えるために、既存の書院や床の間などを再利用したいという思いで、和の造作を活かした保育室を実現されました。ふすまや、雪見障子などもそのまま再利用されています。
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 『ソフィア東生駒保育園』さまの敷地は、傾斜地で設計も施工もたいへん難しいものでしたが、「常設型コーナー保育」を展開できる大きな保育室を作るという、ぶれることのない明確な目的をお示しになられ、最低基準の1.5倍の面積を持つ、ワンルーム型の以上児保育室を持つ園舎ができました。
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 『なのはな保育園』さまは、近隣に御迷惑をかけないように中庭型を選択されました。中庭を、半屋外廊下と保育室が360度囲む建物配置によって、音・土埃・調理臭が周囲に漏出するのを制御しようというものです。結果的に目が行きとどきやすく、安心して保育できる環境となりました。
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 『やまよし保育園』さまは、保育園の調理室が業務用機器でしか対応出来ないのはおかしいのではないかという疑問をお持ちでしたので、住宅用のシステムキッチンの部材とフローリングを使った乾式厨房に改修しました。学園カラーの赤をふんだんに使った、鮮やかな調理室となりました。
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『みらくるちっぷ』さまは、木造の児童デイサービスで、通り庭やキッズキッチン、吊遊具のある保育室、スヌーズレン、押入上の隠れ家、縁側のある中庭など、多様な仕掛けがあります。衝撃吸収仕様の床板を使い安全性に配慮し、木を多用した内装で暖かな雰囲気の建物となりました。
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 これから、それぞれの園舎がどのように使われていくのか、多くの子どもたちがそれぞれの園舎でどのように成長していくのか、楽しみです。事業主の皆様、ありがとうございました。
(大塚謙太郎)
 
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保育園、保育所の設計専門
ちびっこ計画 / 大塚謙太郎一級建築士事務所
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by chibicco-plan | 2013-04-24 06:35 | ●プロジェクト
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