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保育園の園舎建築の設計専門家・ちびっこ計画の日々

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「母里保育園」様のご紹介


私ども、ちびっこ計画で設計を手がけました「社会福祉法人母里福祉会 母里保育園」様をご紹介します。

えほんと暮らす
「えほんがねえ、たくさんあるんですよ。」長年にわたって買い揃えたえほんをいっぱい読んでほしいという園長の希望は、園舎じゅうに散りばめられた「えほんコーナー」という形で実を結んだ。玄関脇に親子で読む「えほんのこべや」、廊下に「えほんのべんち」や「あるこーぶ」、はらぺこダイニング脇に床を掘り下げた「えほんのくぼみ」、保育室には押し入れ下を利用した「えほんのかくれが」を設え、「陽だまりでっき」にも本棚とベンチが置かれた。こどもたちは、いつでも、どんな気持ちの時にでも、えほんに触れることができる。一人でながめ、おともだちと囲み、先生に読み聞かせてもらい、暮らしに溶け込んだえほん棚から、きっと記憶の中で生き続ける思い出の一冊に出会えるだろう。

美しく暮らす
保育所はなにか雑然しがちなものだが、ここでは自然体ですっきりとした暮らしの時間が流れている。壁面収納を充実させ、扉付園児ロッカーを廊下に作りつけて収納物を見えなくし、さらに、よごれ物をきれいに収納するため、扉付パススルー棚を沐浴室や便所に設えるなど、収納物を視覚的にコントロールした。床に張られた素足に快適な杉の厚板が時間に優しさを与える。身長を遥かに超えるカプラの巨大作品が積みあがり、枝付丸太には、こどもたちが攀じ登ったり、ぶら下がったりしている。母里の園舎は、過度に主張せず、こどもたちの暮らしを、美しく、優しく包み込む。
「明らかにこどもが変わった。」と園長は言う。旧園舎の時と比べ、喧嘩が減り、ゆったりとした暮らしになった。ここでのこどもたちの生活そのものが、美
しくたゆたう時間を紡ぎ出している。

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保育園、保育所の設計専門
ちびっこ計画 / 大塚謙太郎一級建築士事務所

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by chibicco-plan | 2018-10-05 17:25 | ●保育園設計の考え方
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