うれしい日も、かなしい日も、「ただいま」を言える「おだいどころ」を建物の中心に据える。ともに間取りを考える中で私たちが行きついた答えは終始変わらなかった。おやつ、宿題、クッキング、おともだちとの会話、日常のさまざまな局面でみんなが集まる大切な場所だ。それにつづく、リビングアクセスを意識した掃き出し窓のある「おおきなおへや」を抜けると、その軒先に近隣の方々が集うまちの居場所「テントのひろば」がある。「おだいどころ」を囲んで、幅広い年齢層や個性を持つ利用者が自由に居場所を選べるよう、階段下や押入れ上の「かくれが」や、「ぐるぐるろうか」、「えほんコーナー」、戸襖で仕切った「ちいさなおへや」、「ホワイトルーム」などを散りばめた。まちの中で、へやの中で、暮らしの中で、みんなが自分らしく居られる場所を保障する「きっかけ」をつくること。建築が果たすことのできる大きな役割のひとつだ。







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